ポンヌフの恋人
いつか観ようと思いつつ、見逃していた映画のひとつ。
1991年、レオス・カラックス監督作。
ジュリエット・ビノシュ演じる、
訳あって工事中の橋の上で暮らすようになった女と
その女が気になり世話をやくようになる
不眠症のホームレスの男の恋愛。
橋の上で花火を見た日をきっかけにして
互いを必要とするようになっていくけれど、
「生活」が目の前に現れた途端にうまくいかなくなっていく。
ジュリエット・ビノシュも身ぎれいになった姿よりも
最初の、野良犬みたいな鋭い目つきをしていた時のほうが
魅力的に見えた。
花火のシーンが最高潮だったんだろうなと思う。
最後は結末に反して寂しさが感じられた。